
こんにちは。
Webデザイナーの山本です。
今回は「制作ビハインドストーリー」と称しまして、わたしたちveryのものづくりの裏側をちょっとだけご紹介させていただきたいと思います。
さかのぼること、およそ1年とすこし。
シャルレ様よりWebサイトリニューアル/会社パンフレット制作のお話をいただき、このプロジェクトがスタートしました。
グラフィックチーム、Webチームという2つのチームが垣根を越えて協力し合いものづくりを進めていく…そんなveryの一面もあわせてお伝えできれば幸いです。

《制作工程》
- 1. ヒアリング~コンセプトビジュアル提案
- 2. モデル選定
- 3. スペシャルサイトの企画を並行して開始
- 4. 撮影準備~撮影
- 5. Webサイトのデザイン制作
- 6. パンフレット制作
- 7. テストアップされた内容をチェックし本番公開

1. ヒアリング~コンセプトビジュアル提案
お客様からいただいた課題は以下のとおり。
・創業50周年を節目として刷新された企業ロゴ・ブランディングイメージを
全面に出し、企業イメージの若返りをはかりたい
・より使いやすく操作性のよいWebサイトを目指す
・スペシャルサイトの制作

お聞きした「ブランドターゲットペルソナ」をもとに、女性の凛としたしなやかな強さを表現しつつブランドイメージの刷新を図るデザイン案を、グラフィックチームのスタッフが中心となって大きくは2方向で提案しました。
A:世代の異なる3名のモデルを起用し、幅広い年代で輝く女性たちを表現
B:やわらかな世界観のある写真を散りばめ、光あふれるエモーショナルな
印象のデザインで強く美しく生きる女性たちを表現
2. モデル選定
コンセプトビジュアルは「幅広い年代で輝く女性たち」のAの方向性で決定。
お客様の打ち出したいイメージを踏まえた上で、グラフィックチームのスタッフを中心に総勢100名弱のモデル候補をご提案し、その中から3つの世代を象徴する女性たちということで3名にご決定いただきました。

3. スペシャルサイトの企画を並行して開始
秋頃にはリブランディングのコンセプトを伝えるスペシャルサイトの企画もスタート。
そのヒアリングの中でお客様が大切にされていたのは「これまで」ではなく「これから」の未来への想い。これからの新しい50年を想起させるようなコンテンツ案をグラフィック/Webの両チームスタッフに募りました。
その結果、今後の長期的な経営計画を軸としつつも、リブランディングに至った経緯や時代によって移り変わる価値観を大切にしながら女性の人生にずっと寄り添い続ける存在でありつづけるという決意表明のようなコンテンツをメインコンテンツとすることに決定しました。
コンテンツ決定後は、グラフィック/Web両チームそれぞれのデザイナーにデザイン案を募ります。

多く寄せられたラフ案の中から、空をモチーフにした方向性で進めることに決定。
ブランドを再構築し、さらに次の50年に向けて再始動するシャルレ様の様子を、夜が明け日が昇っていく空になぞらえ、エモーショナルな世界観で伝えることにしました。
また、ここからコピーライターの方に入っていただき、お客様にヒアリングした内容をもとにキャッチコピーや文章もおこしてもらいます。
デザインの方向性が決まった後は、いよいよWebデザイナーが詳細なデザインに落とし込んでいきます。

次からいよいよ実制作に入りますが、今日のところはこのへんで。
シャルレ様 制作ビハインドストーリー《後編》でまたお会いしましょう。