あたたかくなりはじめ、
夜明けに、家の庭の木に鳥たちが立ち寄るようになりました。
どこかから訪れて、今は若葉をゆらして休む鳥たちを見ていると、
谷川俊太郎さんの「朝のリレー」という詩を思い出しました。
要約するものではないけど、
この世界のどこかにいつも朝があり、そして次のどこかに朝をつないでいく、そんな詩だったように思います。
わたしが鳥たちに起こされ「朝」を渡された同じ時間、それぞれ
近所をふらふらと散歩してたり、朝食のパンを焼いていたり、
もう仕事をしてたり、まだまだぜんぜん眠っていたり、
都市に強く陽がさしてたり、まだ人のまばらな電車が走っていたり、、、
パラレルにいろんな朝があるんだろうなぁ、と想像しました。
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5月、6月のカレンダーは、グラフィックのディレクターであるU浅さんにお願いしました。
翼を広げた鳥は「今の状況から解放される未来への希望」をイメージ。
やさしく、ちょっと厳しく、社内の誰もが頼りにする存在で、
新しいことへの柔軟な姿勢、仕事への誠実な態度に尊敬しかありません。